■
昨日の今日でどうかと思ったが
今日はメルビルに行くことにした。
オウルが早くいけとせかす。私が邪魔になったのかな?
最近きれいになってきたから、嫉妬しているんだね。
メルビルにはたまにお使いで出向くことはあったけど自由に動くのは初めてだった。
たくさんの人にあふれている。遊ぶにはいいけど、すみたくはない
森の方が静かで良い。ここはうるさい。
とりあえずまっすぐ王宮に向かった。
ガシャン
兵士に門前払いされた。
まぁそれはそうか。
よくわからない女性がいきなり王宮に入れるわけがない
とりあえず、「ジャンに呼ばれた」とでも言ってみた。
不思議なことに、すんなりジャンが出てきて中に入れた。
ジャンはあんなキモイのに結構偉いみたいだ。
どこに連れて行かれるかと思ったら
いきなり新鋭隊長のネビルという男に会わされた。
命を助けたとはいえ、一国の新鋭隊長に
森に住む乙女を合わせるなんて。
格好も変だが頭も変だ。この国の行く末がちょっと不安でならない。
くだらない世間話をしたあと帰ろうとしたら、
とりあえず今日はホテルに泊まれと言われた。
そして、なぜかジャンが見張りにつくとかいっている。
きっと夜這いされるに違いない
シルベンとブラウにジャンを見張らせて寝ることにする。