今日はいつものように、外で日向ぼっこをしていました。
気持ちよく寝そうだった時、オウルに呼ばれました。
「森の入り口にモンスターがうろついてるから見て来い」だそうです。
ていうか、か弱い乙女にモンスター退治を言いつけるってどうなの?
魔女なんだからオウルが行けばいいのに
でも、オウルの目が怖かったので、しぶしぶ観にいくことにしました。
幸い、シルベン(狼)とブラウ(熊)が一緒に来てくれるみたいだから安心です。


入り口にいったら確かにモンスターがいました。
一緒に、すごいキモイ男がいました。


まず見た目がキモイ。こんなケバケバしい男見たこと無い。
その見た目どおりに、しゃべり方がキモイ。妙にキザったらしい口調が癇に障る。
そして、動きがキモイ。なんかクネクネしてるし。
おまえは、大澄賢也か。


モンスターと一緒に退治してやろうかと思いましたが
このキモイ男が死んだらきっとその死体処理は私がしなくちゃいけない。
死体処理ですらまっぴらなのに、こんなキモイのには絶対触りたくない
しょうがないので、たすけてあげる事にしました。


たすけるのは簡単だったんですがその後が面倒でした。
戦闘が終わった直後だというのに、この男は直ぐに私を口説きにかかりました。
このキモイ男は名前をジャンと言うらしいです。
やれ名前はなんだとか、この森に住んでいるのかだの聞いてきます
なんかメルビルの宮殿に遊びに来てくれとかいってるし。
ウザイ。


とりあえず何とか追い返して、オウルに報告に戻ったら。なんか渋い顔をされた。
(もとから渋い顔しているから最初気付かなかったけど)
言いつけどおりモンスターは倒したけど、ジャンを生かしたのが悪かったらしい
何でだろう。オウルは面倒ごと嫌いだからしょうがないかな。


でもなんか、宮殿に行っていいか言う。正直びっくり。
今までは外に出るのは、ほとんど許されなかったのに。
やんごとなき魔女の考えることは私にはわからない。
でも、折角だから今度行ってみようかな。
ジャンに会いに行く気なんてサラサラないけど、たまには森の外に出たいし。