久しぶりに日記を書く。
朝から胸騒ぎがする。嫌な夢で目が覚めたが内容は覚えておらぬ。


ワシらは今日、本来の目的であった女神のベルを取りに行くことにした。
鍛え上げられた肉体の前には敵は無い。ぬははは。気分がいいわ。
暫く奥に行くと獣が群れておるなんだこいつらは
倒そうと思ったら、ガイが止めよる
「オレ。ハナシワカル」
は?なんじゃこいつは。
獣のようなやつだとは思っていたが本当に獣だったか。
何でも隠し通路があってその奥にベルがあろとのことじゃ。
こいつ。月の夜とかに変身したりしないだろうな。


隠し通路の奥にはなんかでかい亀がいたが、
鍛え上げられた肉体の前には甲羅も一撃粉砕じゃ。
ベルを取って洞窟脱出じゃ。


ぬ?なんだこの不細工な男は。ボーゲン?
どうやら若造どもの知り合いらしい。知り合いといっても帝国側の。
なんかあまりに不細工な顔だったからむかついたので一発殴ったらすぐ倒れおった
鍛え上げられ(ry


ん?!壁がゆれている
この男何か細工しておった!しかもやばそうな!
「逃げろ!」ワシは振り返って声をかけた


ぬぉ!?若造どもがおらん!見ると階段を駆け下りて逃げておる
年寄りを置いて逃げるとはなんたる不届き者ぞ!
ぬぉ!!岩が転がってくる!死ぬ!やばい!
ぬぉぉぉおぉ!前を走っているガイが邪魔!邪魔!
遅い!遅いから!どけって!コラ!


あぁっ!!!!


娘よ・・・父は帰れぬ・・・強く・・・強く生きてくれ・・・


薄れ行く意識の中で小娘がなにかつぶやいていた
「横に逃げれば大丈夫だったんじゃない?」

Σ(゜Д゜)!